LZHと聞いてピンとくる方は、ベテランの方でしょう。 (^_^)/
2010年ぐらいまで一般的だった圧縮形式で拡張子「***.LZH」がメジャーだった時があります。
フリーソフトをダウンロードしたり、メールでファイルを送信するときなど、ごく普通に利用していました。
竹村 嘉人氏が開発した、Lhasaをよく使っていました。(公式サイト https://www.digitalpad.co.jp/~takechin/)
現在、一般的な圧縮ファイルの形式は
  • ZIP(ジップ) ウィンドウズ、Macともに特別なソフトがなくても圧縮解凍が出来る一般的な形式
  • LZH(エルゼットエイチ) 日本で開発された圧縮形式で圧縮解凍のスピードが速く圧縮率もすごい
  • RAR(ラー) ヨーロッパで利用される圧縮形式
  • SIT(シット) 昔のMacで利用された圧縮形式
ITPROより
ホームページ ITPro参照
LZH対応開発者が公式サイトで、LZH形式が抱える脆弱性を解決できないため、ソフトの開発中止を宣言したため、LZH形式の利用がされなくなりました。
LZHは、日本で開発され、日本で中心に利用者が広がりました。しかし、全世界で、圧縮ファイルに対するウィルス対策ソフト側が必要になってくると、よりグローバルな圧縮解凍が選ばれるようになります。
現在一般的なZIPは、Windows98、MacOS X以降標準で利用できるようになってから、グローバルスタンダードになったといえるでしょう。LZHのファイルが利用できない訳ではありませんが、インターネットからダウンロードするファイルであれば、信用できるサイト以外からの圧縮ファイルをダウンロードしない、不審な相手からのメール添付ファイルを開かないといった基本的なことは必要な対策です。
《参考》LZH対応開発者とは、フリーソフト「UNLHA32.DLL」の作者Micco氏です。